と言うのも、PLANEX以外の日本メーカーはVista 64bit版のドライバーを提供していないからです。
海外では、ほとんどのドライバーがVista 64bit版に対応しているのに、日本製だけが対応していないのは非常に残念です。
今では、Vistaを使用している人の割合が6%程度まで低下しているので、仕方が無いことなのかもしれませんが・・・
私もいずれは、(Windows 8では無く)Windows 7にアップグレードする予定ですが、それまではPLANEX製品を愛用するしかありません。
そんなこんなで、現在は、PLANEXのGW-USHyper300という製品を使用しています。
この製品、大きなアンテナがあるので、非常に感度が良い製品です。2.4GHz帯だけの対応ですが、下り最大150Mbps、上り最大300Mbpsまで対応しています。
なぜ、上りだけ300Mbpsなの?と思うかもしれませんが、たぶん、この製品はアクセスポイントとして使用することを前提に作られているのだと思います。
ただ、この製品、いろいろと不具合がありまして、ちょっと残念な製品になっています。以下に不具合を記載しておきます。
1.スリープモードから復帰するとネットワークに繋がらなくなる。
2.他のUSBデバイスを抜き差しするとネットワークに繋がらなくなることがある。
1.に関しては、デバイスマネージャーからGW-USH300Nの「電源の管理」を開いて、「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフできるようにする」のチェックを外しておけば発生しなくなります。
2.に関しては回避する方法がありません。
ただ、復帰する方法があって、GW-USH300Nを「無効」にしてから「有効」にしてやると復帰します。(1/100ぐらいの割合でデバイスがハングアップしますが・・・)
以前は、USBデバイスを抜き差しすることはあまり無かったのですが、iPod touchを購入してから頻発するようになりました。
いつかPLANEXがドライバーをアップデートしてくれるだろうと思っていましたが、PLANEXは、基本、最初のドライバーを提供すると、その後、新しいドライバーは提供しないようです。
この辺は、バッファローやアイ・オー・データに大きく劣る点です。PLANEX製品は売り切りが基本なのかもしれません・・・
そこで、チップメーカーの最新ドライバーを適用すれば問題が解決するのでは?と考え、いろいろ調べてみると、この製品、台湾のRealtek社製のようです。ちまたでは、カニチップと呼ばれている製品です。
結論から言うと、最新ドライバーを適用しても、USBデバイスの抜き差し問題は解決しませんでした。ただ、スリープモードからの復帰に関する不具合は解消されているようです。
(追記)
最新ドライバーだとUSBデバイスの抜き差し問題の発生頻度は低くなるみたいです。
あと、PLANEXから提供されているドライバーより最新のドライバーの方がスループットが良くなっているので、最新ドライバーを適用する意義はあると思います。
そこで、適用方法を記載しておきます。
1.チップメーカーのホームページから最新のドライバーをダウンロードします。ここで、ダウンロードするのは、RTL8192SUのドライバーです。(RTL8191SUも中身は同じようですが・・・)
2.ダウンロードしたzipファイルを解凍し、該当するドライバーのセットアップ情報ファイルをテキストエディタなどで開きます。
例)Vista 64bit版の場合は、以下になります。
RTL8192SU_AutoInstallPackage
+-RTL8188_8191_8192_SU_WindowsDriver
+--88_91_92_SU_Driver
+--VistaX64
+--net8192su.cat
net8192su.inf ← このファイルです
rtl8192su.sys
3.「PCI」の文字列で検索して、PLANEXの標準ドライバーのセットアップ情報ファイルと同じ内容を追記します。
例)Vista 64bit版の場合は、以下になります。
[PCI.NTx86.6.0]
%PCI.DeviceDesc% = RTL8192su.ndi, USB\VID_2019&PID_AB28
%PCI2.DeviceDesc% = RTL8192su.ndi, USB\VID_2019&PID_ED18 ← ここを追加
%PCI-300.DeviceDesc% = RTL8192su.ndi, USB\VID_2019&PID_4901
[PCI.NTamd64.6.0]
%PCI.DeviceDesc% = RTL8192su.ndi, USB\VID_2019&PID_AB28
%PCI2.DeviceDesc% = RTL8192su.ndi, USB\VID_2019&PID_ED18 ← ここを追加
%PCI-300.DeviceDesc% = RTL8192su.ndi, USB\VID_2019&PID_4901
PCI.DeviceDesc = "GW-USNano"
PCI.DeviceDesc.DispName = "GW-USNano"
PCI2.DeviceDesc = "GW-USH300N" ← ここを追加
PCI2.DeviceDesc.DispName = "GW-USH300N" ← ここを追加
PCI-300.DeviceDesc = "GW-USSuper300"
PCI-300.DeviceDesc.DispName = "GW-USSuper300"
4.最後に、PLANEXの標準ドライバーを削除してから、ドライバーを更新します。チップメーカーのセットアッププログラムからもインストールできますが、使用できないユーティリティーまでインストールされてしまうので、ドライバーを指定してインストールする方が良いと思います。
追伸)
10月中旬にアイ・オー・データからも同じような製品が発売されるようです。
WN-G300UA |
WN-G300UAという製品ですが、あれ?と思いませんか?
GW-USHyper300にクリソツですw
トヨタのノアとヴォクシーぐらい似ています。
製品仕様を見て見ると、この製品の方が重たいようなので違う製品だと思いますが・・・
筐体だけ同じものを使用しているのかな?
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